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ロボ2号物語2

■現実を知る
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この状態が何日続いたかは
わかりません。

風や光を感じる感覚が
日々なくなっていきましたので。

ある日。
よく聞く人間の子供の大きな声で
意識をとりもどしました。

「あれー。木がないで」
「バラバラやん」

後を追うようにして
大人の声が聞こえました。
「みずき!これはひどいことになってるぞ」
「チェーンソウで切り刻まれている」

この言葉で全てを理解しました。


 

■この世で一番怖いモノ
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私はもう
死んでしまったようです。

出来るだけ人目にふれないよう
ひっそりと暮らしてきたつもりでしたが

目の前にある
川に水が流れなくなってから
様子がかわりました。

季節のかわり目になると
ブルドーザーのような
キャタピラがついた
鐵の固まりがやって来まして
長く伸びた雑草を
なぎ倒していくようになりました。

そのときも出来る限り
息をひそめ
目立たぬように
行きすぎるのを待っていたものでした。

私たちはよく話していました。
天災は人災ほど怖くないもの。

人間というのは
不思議な生き物で
私たちが芽吹いた頃は
優しく水や養分をくれたり
天災から守ってくれたりするのですが
大きく育つと
いきなり枝を払ったり
切り倒したり
悪魔のような心へとかわってしまうのです。

特に私たちは動物のように
逃げる事ができませんので

なされるがままなのです。

 


川に水か流れなくなったのは、この川が廃川になってしまったからです。
天井川といって人間が生活している場所よりも高い位置を水が流れる珍しい川だったのですが、
雨が降ると鉄砲水のように水が流れ、
もし堤防が決壊すると町中が洪水になるので新川をつくりこの川を廃川にしました。
現在、廃川の利用は予算の都合でまったく考えられておらず、
年に数回堤防土手の草刈りが業者によっておおなわれています。

 

コメント (4)

天災より人災のほうが怖い。。
たしかに。。

胸が痛いです。。。
私たち人間は、こんなにも愚かなんですね。
明日の続きを待っています。

こんばんは。昨日はコメントがはやすぎてごめんなさい。前に言われたことはこのことだなあと思い出しております

あすか:

sandyさん。なかなかさん。蕾のおじさんこんにちは。
この話に出て来るみずき君(みーくん)は私の弟です。
私と違ってめっちゃ喋りです。
友達も多くいて毎日のように遊びにでかけます。
私とはいつも喧嘩ばかりしてます。
でも、友達にはやさしい弟です。

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